第63回日本臨床細胞学会秋期大会

会長挨拶

第63回日本臨床細胞学会秋期大会 会長 進 伸幸 国際医療福祉大学医学部 産婦人科学 教授

このたび、第63回日本臨床細胞学会秋期大会を、2024年11月16日(土)~17日(日)に、幕張メッセ国際会議場・東京ベイ幕張ホールにおいて開催する運びとなりました。

本大会のメインテーマは、『細胞診の現況と展望 ~細胞を見る、診る、究める~』としています。近年、医療には分子遺伝学的検査に基づくプレシジョンメディスンの波が押し寄せてきました。細胞診・組織診の領域では、以前より、形態学的検査は無論のこと、免疫染色・インサイチュハイブリダイゼイションなどの技術を多用し、プレシジョンメディスンに先立ち、細胞や組織から様々な情報を入手して、診断や治療に役立つ技術やコンセプトの確立に寄与してきました。今後さらに分子標的治療に役立つべく様々なマーカー検査、コンパニオン検査も診療に取り入れられていきますが、本学会は、細胞を“見て”形態学的情報を得て、様々な検査データとともに患者の病態を“診て”、さらに分子遺伝学的検査などのnew technologyを用いて診断を“究め”、診療のqualityを向上し、国民の健康増進に寄与することを使命と考えております。

現在、学術集会開催に向け鋭意準備に取り組んでおります。新型コロナウイルスが感染症分類で5類に引き下げられ、また集団免疫が獲得されつつあるためかウイルス感染者が本邦においても減少している中、様々な学会の学術集会が現地開催に重点を置き始めました。この3年間のコロナ禍の影響により、学術集会の開催形式は現地+Webのハイブリッド形式が採用され続けましたが、現地で学会参加する参加者が急速に増えております。

ついては本大会では活発な議論を図るため、発表者は現地参加を必須とすることとし、感染症対策を徹底した上で、より多くの会員の方が現地会場にご来場いただけることを期待しております。

一方、オンデマンドで現地での学術集会のプログラムを勉強し直したり、現地に参加できない会員がWebでの参加を希望されることも想定し、ハイブリッド形式を採用することといたしました。Web開催は2024年12月2日(月)~27日(金)を予定しています。

会場となります幕張メッセは、東京駅から電車で約30分、羽田空港からリムジンバスで約45分の場所にあり、交通はとても便利です。周辺には、東京ディズニーリゾートをはじめ、本格的な日本庭園やアウトレットモールなど、多くの見どころがあります。さらに少し足を延ばしていただくと、成田山新勝寺や「小江戸」佐原の伝統的な町並み、数多くの酒蔵、温泉など、あまり知られていない魅力が千葉県にはたくさんあります。

皆様が安心・安全に本大会にご参加いただけるよう準備を進めてまいりますので、全国の多くの会員のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第63回日本臨床細胞学会秋期大会
会長 進 伸幸
国際医療福祉大学医学部 産婦人科学 教授

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